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利他法律事務所
60代 女性 加害者保険会社の悪質な未払いと遅延損害金請求
ご相談内容
原付バイクで信号機のない交差点に進入した被害者(60代後半 の女性)に加害車両が衝突した事案でした。被害者は、意識を失いました。高次脳機能障害の症状により、交通事故当時の記憶が ありませんでした。加害者の任意保険会社は、被害者が一時停止 をせずに交差点に進入したと決めつけ、被害者の過失が100% だとして、治療費の支払すらしていませんでした。被害者家族が治療費を支払っていました。弁護士の活動
まず、すぐに入院先の病院に行きました。被害者は寝たきりの状態で意思疎通はできない状態でした。これは酷い状態だの印象を持ちました。早速、救急搬送記録・刑事記録・病院の記録などを 取り寄せました。そして、これらの記録を詳しく検討しました。私は、本件交通事故において、被害者は一時停止をして交差点に進入したと思いました。そこで、交通事故鑑定人に依頼し、客観 的な証拠を送付して、どのような事故態様であったのか意見を求めました。交通事故鑑定人は、交通事故の客観的な証拠から事故態様を推論する専門家です。交通事故鑑定人は、被害車両と被害 者が真横に近い角度で跳ばされていることから、被害車両の速度 は遅く、加害車両の速度が速かったと考えていました。被害車両の速度が遅いということは、一時停止した可能性が高いことになります。裁判では、被告も鑑定書を提出し、裁判所も鑑定人を選任して、3通の鑑定書が検討されました。3通の鑑定書を巡って激しい論争となりました。私は、加害者が主張する被害者が一時停止せずに跳び出したとの主張は誤りであると強硬に主張しました。長期間の議論の末、裁判所は被害者が一時停止したものとして、被害者の過失35%・加害者の過失65%との判断をしました。過失割合は逆転しました。被害者は、自賠責金も含めて総額5700万円を受領することができました。弁護士からのコメント
加害者保険会社によって、被害者の飛び出しなどを理由にして、被害者が一方的に悪いと決めつけられても、諦めないでご相談下さい。道が開ける可能性はあります。交通事故被害のご相談は利他法律事務所へ
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